DeepSeekによるNVIDIA下落に思うこと

どうもFIREを目指してレバナス2800万ほど運用中のたねびです。

DeeepSeekは投資方針に影響するかSeekする

今回は私が運用しているレバナスにも多く採用されるNVIDIAおよびAI関連銘柄についての速報的な投稿です。

この記事を読むと、何が起き、どうすればいいのかについて思索が深められるかと思います。

テック系や米国株に投資している皆さんはすでに状況ご存じかと思いますが(X大盛り上がり笑)、
DeepSeekという中国の政府系のスタートアップが開発した新たなAIモデルは、
OpenAIのGPT-4と同等の性能を持ちながら、100分の1程度の低コストで提供されています。

これによってNVIDIAの株価は一時18%下落して、時価総額が約71兆7,000億円減少するという個別企業として史上最大の時価消失となる可能性すらあるようです。

簡単に言うと、『AIってお金もかかるし高性能のGPU(NVIDIAの主力製品)が必須って聞いてたのに、、、もう、期待外れ!革ジャンのバカ!』ということです。

正直言うと、この程度の下落もこの程度のニュースも長期目線では”大したことない”と感じます。

それは僕が特定銘柄を信じて投資しているのではなく、「テクノロジーの進歩こそがこれまでの世界をリードしてきて、そしてこれからの世界をリードするのだ」、というストーリーに基づきNASDAQ100の日次で2倍の値動きをするレバナスという投資商品に投資をしているからです。

自分語りをしてしまいましたが、重要なのは皆さんがどのようなシナリオ(信仰)にのっとり投資をしているのかを常に忘れないことだと思います。

具体的にどうすんのよ

さて、こうした状況に対して我々個人投資家は具体的にどのように行動/対応すべきか。

これこそが実質的に私たちが唯一考えるべき事項です。(考え、備えておくべき事項)

対応は大きく2分されると思います。

  • NASDAQ100などの時価総額荷重型で広い銘柄に分散されたインデックスに投資している人
  • FANG+などの均等荷重かつ少数銘柄に投資している人 および 個別株投資家

前者は簡単です。

短期で資産を保全したい人はいったん売り、長期で資産形成したい人はこれまで通り買いましょう。

僕の推奨はリスク許容の範囲内で常にオールイン、特にサラリーマンの様に収入が安定していて突然の離職リスクが極めて小さいのであれば現金余力はほとんど不要だと思います。

クレカの引き落としにびくびくしない程度に現金があれば十分です。僕は引き落としにたまにビクつくぐらいに投資しているので、やりすぎです。

短期目線の人はいつ市場に戻るかが重要ですが、短期の未来予想は出来ないという立場なのでいつ戻るべき、とは明言できません。
ただ、基本的に長く市場にいることがリターンを高めることは間違いないので、なんらか明確な基準を決めてなるべく早く長く市場にいることが重要かと思います。

とはいえ、インデックス投資家で短期目線、というのはなんだか自己矛盾を抱えているように思うので、そもそもそんな人は極まれ、あるいは一時的にそうした目線になってしまっているだけで、投資開始時の初心を想い出すだけで十分なのではないでしょうか。

では、後者はどうすべきか。

これについてはやはり個々人の信仰によるものが大きいです。

今まで信じていたシナリオがこの先(DeepSeek台頭以前以後)通用するのか否か。

そしてこれから思い描くシナリオに今の投資商品、投資先は適応しているのか。

短期投資家や特定銘柄への集中投資をする投資家、というのはそうしたシナリオの検討と修正を常に適切に繰り返すことが求められるポジションを取っているのだと捉え行動する必要があります。

僕はそこまで賢くもなければ、そこまで投資に時間を割きたくはないため長期目線かつ広く分散された投資商品を選んでいます。
そもそも賢ければ未来を読めるわけでもない、という立場でもあります。

とはいえ本当に大丈夫?

ここで同じようにレバナスやNASDAQ100に投資する投資家から不安の声が聞こえてきそうです。

「そうは言ってもNASDAQ100にだってNVDIAやAI関連銘柄がかなりたくさん入ってるじゃないか、、!」

はい、それは間違いないです。

たとえばNASDAQ100にはNVIDIAが8.71%含まれますし、その他ビックテックも多く含まれます。ただし、今は、です。

出典:Nasdaq 100 Companies by Weight

しかし見ていただいて分かるように、その他銘柄の割合もかなり入っていると分かります。

これを単にビックテック指数と断ずるのは僕には違和感があります。

これら指数の中にはAIそのものを作る会社、AIのために必要な資源を作る会社、AIを利用する会社、、様々含まれています。

そして当然テック系以外も入っています。
例えばコストコ、スタバ、バイオ、ゲノム、製薬などなど、一般消費財やヘルスケア、生活必需品、工業、エネルギー、公益事業、不動産、素材といったセクター、分野の企業が入っています。

そしてこれらの企業が素晴らしい点は、どんなテクノロジーやどんな種類のAIが普及しようともその技術を活用して業績を伸ばせるところです。

また、新興のAI企業が業績を伸ばしていけば早晩NASDAQ100に組み込まれNASDAQ100の成長に寄与します。

つまり、冒頭の繰り返しになりますが、今回のDeepSeekが低コストでAIを開発した(かもしれない)というニュースは、「テクノロジーが未来をひらく」というシナリオに一切反しないものであり、なんの懸念もなく買い進めればいいということが分かると思います。

もちろん、米国全体や世界全体に投資するのであれば、より一層こうした「どうせ伸びる」的な傾向は強まるでしょう。

DeepSeekという衝撃に対する直接の回答にはなっていませんが、そこを考えなくていいのがインデックス投資の良い所だと思った本件です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました